青白磁の小皿と小鉢をまとめました。
年末年始はもちろんお客様がいらした際、
そして普段使いにも大活躍の作品です。
小皿はお塩やお醤油を入れて、お箸置きにも。
小鉢はお浸しや和え物などを盛っては如何でしょうか。


1青白磁小皿  1,980円 12.5×7cm h2cm
2青白磁松花堂小鉢 3,080円 10×8.5cm h4cm
3青白磁松花堂小鉢 3,080円 11×9cm h4cm
4青白磁稜花取皿  4,510円 17×10cm h2.5cm
5青白磁松花堂小鉢 3,080円 9.5×10cm h4.5cm
6青白磁小皿  1,980円 φ9.5cm h2cm
7青白磁松花堂小鉢 3,080円 10×9.5cm h4.5cm
8青白磁松花堂小鉢 3,080円 φ9.5cm h4cm

 

tebucuro


【釉薬には】
天然の灰や石粉を用い、白磁の中でも温かみを感じられるよう自分なりに調合をしています。
鉄粉と呼ばれる黒い点々が出ていたり、貫入(かんにゅう)と呼ばれる細かいヒビがあるのはそのためです。

【本焼きの時に】
炎の種類を変えて焼きます。
「還元焔(かんげんえん)」と「酸化焔(さんかえん)」と呼ばれる炎を繰り返し出す事で窯のなかをわざと不安定な状態にし、釉薬や土に変化を生じるようにしています。
主に釉薬の色に反映されており、青みのある器やグレーがかった器、黄みの強い器があるかと思います。また鉄粉の多い少ない、貫入のあるなしにも大きく影響しています。
全て「焼き」による変化です。

【目跡】
昔の焼き物が好きで出来る範囲で倣うことがあります。
その一つが「重ね焼き」です。
昔は焼成中の窯のなかで焼け落ちない棚を組むことが難しく、しかし窯内部の空間を埋めるため器を重ねて焼くことが多かったようです。
釉薬の施された器同士を重ねてしまうと、釉薬が熔けてくっつき取れなくなるため、器と器の間に焼き締まらない粘土を咬ませることにより熔着を防いでいたようです。
この粘土を「目土(めつち)」と呼び、その跡ということで「目跡(めあと)」と呼ばれます。
私の器にもしばしば登場する技法です。

竹下 努