普段のテーブルは平坦になりがちですが、
少し高さの有る台皿を取り入れますと
高低差が出て変化の有る食卓に。

青白磁八角台皿(福字)
13.5×13.5cm(高さ7.5cm)
9,020円

青白磁台皿(福字6寸)
φ19cm(高さ5cm)
13,200円

青白磁四方台皿
12.5×12.5cm(高さ8cm)
9,020円

 

tebucuro


【釉薬には】
天然の灰や石粉を用い、白磁の中でも温かみを感じられるよう自分なりに調合をしています。
鉄粉と呼ばれる黒い点々が出ていたり、貫入(かんにゅう)と呼ばれる細かいヒビがあるのはそのためです。

【本焼きの時に】
炎の種類を変えて焼きます。
「還元焔(かんげんえん)」と「酸化焔(さんかえん)」と呼ばれる炎を繰り返し出す事で窯のなかをわざと不安定な状態にし、釉薬や土に変化を生じるようにしています。
主に釉薬の色に反映されており、青みのある器やグレーがかった器、黄みの強い器があるかと思います。また鉄粉の多い少ない、貫入のあるなしにも大きく影響しています。
全て「焼き」による変化です。

【目跡】
昔の焼き物が好きで出来る範囲で倣うことがあります。
その一つが「重ね焼き」です。
昔は焼成中の窯のなかで焼け落ちない棚を組むことが難しく、しかし窯内部の空間を埋めるため器を重ねて焼くことが多かったようです。
釉薬の施された器同士を重ねてしまうと、釉薬が熔けてくっつき取れなくなるため、器と器の間に焼き締まらない粘土を咬ませることにより熔着を防いでいたようです。
この粘土を「目土(めつち)」と呼び、その跡ということで「目跡(めあと)」と呼ばれます。
私の器にもしばしば登場する技法です。

竹下 努